萬年屋六代目蔵元便り
個性のある味噌玉達
並んだ味噌玉達

スマートな味噌玉があったり、
ちょっとおデブちゃんな味噌玉があったり、
自分で立てなくて隣によりかかってる味噌玉があったり、
味噌玉に個性を感じるのは、私だけでしょうか😉
人間が手作業で作っているものなので、全く同じものはないのですよね😍
組み立て式の棚
味噌玉を乗せる棚は組み立て式です🪚⚒

まるで海の家🌊みたいに、毎年組み立てては解体して使っています。
普通の角材ですが、仕込みで長年使っているのでシミがたくさん付いていて、
このシミ一つ一つが、菌の宝庫なんだろうなと思ってます😍
味噌玉を並べる
半分に切った味噌玉を並べていきます。

倒れないようにするのがコツ❣️
味噌玉を切る
味噌玉を半分に切って、棚に並べていきます。

店は組み立て式で、仕込みが終わるとまた解体して、すのこを洗います。
切ると湯気がほわほわ出て、大豆の良い香りもするんですよ
仕込みの風景
味噌の仕込み
萬年屋の味噌玉はこのような感じ

大豆を釜から出す人
つぶした大豆を切る人
大豆の塊を並べる人
一つ一つ並べられていくと、綺麗で達成感あり!
味噌玉ってこんなの
萬年屋の味噌玉。
1つが6キロ
これを200個近く取りまわすと、結構重いです。

蒸し上がったばかりの大豆なので、切りたては柔らかく、例えるなら粘土のような感じ。
形を整えながら並べていきます。
きれいに揃っていくとこれが快感。単純に仕事ですが、全部並ぶと壮観です!
大豆の炊き上がり
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大豆が炊き上がり、何とも言えない良い香りがします💗

この大豆の炊き上がりの香りをかぐと、仕込みと一緒に春が来たなぁと思います。
OL時代は季節感があまりなかったのですが、嫁いでからは季節季節の仕事があるので、四季の変わり目を五感で感じることができます。
暮らしていて楽しいことですね。
炊きあがりの大豆はふっくらとしていて、まるでほくほくのかぼちゃを食べているか、じゃがいもを食べているかのような感じです。
釜を開けて、味見と言う名のつまみ食いをしてから、仕事を始めるのが楽しみです。
いくら食べてもなくならないのが良いですね。何といっても釜の中には1トン以上の大豆が入ってますから😝
釜を開ける
釜を開けます。
釜の中には1トン以上の大豆が入っており、釜を開ける時は上手に蒸し上がったかドキドキです。
圧力釜になっていますので、一つ一つネジを鉄棒で開けていきます。
緊張とワクワクの瞬間です❗

動画でご覧になりたい方はこちらへ
https://www.instagram.com/p/CMy3U1GBUd7/?igshid=12ugtkjzm1p9d
大豆を洗穀機に入れる為の機械
味噌の仕込み
大豆を洗います。


大豆を洗穀機に入れるための機械です。名前はありません😄
戦後に作られたものですが、今だに現役💪
30キロ入りの大豆を担いで洗穀機に入れるのは大変なので、観覧車のようにお皿がぐるぐる回って機械に落とし入れます❣️
工場の数ある機械の中で、私が一番好きな機械です。ガラガラ言って、うるさいけど回る姿がかわいい💕😍
洗った大豆は水と一緒にポンプアップされて、3階の工場の窯の中に入ります。
明日の朝早くにボイラーを炊き、9時か10時に炊き上がりです。
糀のしこみから始まる
・
いよいよ味噌の始まりました。
まずは原料となる糀の仕込みです。

主人が釜から蒸し上がったお米をコンベアに乗せ、冷却します。
冷ましたお米に噴霧器で麹菌をつけ、温度を見ながらタンクに入れていくのが私の仕事です。
麹作りで一番大切なのは、温度管理です。
手を入れてみて、少しぬるいと感じる位が適温です。
お米を入れる量、ファンの強弱、お米の量で温度を調整します。
室に入れるときには、毛布をかけて温度を保ちます。

毛布をかけて麹菌を育てるあたりは、ほんとに子育てみたいなものです。
おいしくなーれ、おいしくなーれ!