萬年屋六代目蔵元便り

棚田オーナー5 番外編-10年先を見る-

2020年02月14日

 萬年屋がオーナーになった棚田は、
元は放棄耕作地でした。
それをかまくらやの田中さんが
地元の農家の方に依頼されて、
もとの棚田に戻しました。

口では簡単に戻すというけれど、
一度途切れてしまったことを戻すのは、
大変な事業だと思います。

10年先にはどうなっているか。
10年先を見る・・・
なかなか難しい事ですよね。

そうは言っても店を営んでいる以上、
短期展望と長期展望を
同時に考えていかないと
先行き困ることになるんですよね。

これがなかなか難しくて・・・
私の頭ではパンクしそうな事です。
もっと使える頭が欲しい!と思っても
今更、頭を変えるわけにもいかないので、
ポンコツ頭脳を使って、
何が出来るか考えている次第です。

でも今回稲刈りに行って、
田中社長に子供の手伝いをほめられた後、
ふと、店の経営(仕事)と子育ては
ある意味似ている部分があると思いました。

10年先を見る・・・
親なら子供を育てている中で、
子供の将来を考えて習い事をさせたり、
進路を考えたりしますよね。

子育ては1週間先の事ではなく、
日々の生活と同時に
長いスパンで物事を見ながら
その日その日を過ごしていく・・・。

成功もありますが、失敗も多いのが子育て。
日々反省しながら、
その時その時のベストな道を選んでいるつもりですが、
結果は10年後にしかわからないこともあり。

子育ての中で成功したのが
家業の手伝いだったのかと思います。

上手く伝えられず、
とりとめのない文章になってしまい
すみません・・・

懐かしい写真が出てきました。

 

糀を室から出している娘。5歳かな。仕込みが本当に好きです。

樽に紛れて味噌玉を砕く様子を見ている息子。4歳かな。飽きずに見てました。

棚田オーナー4 手伝い編

2020年02月09日

稲刈りに行った時に、
かまくらや社長の田中さん(写真右端)に

「お子さんたちがよく手伝いますね。
朝からやっていると、
お昼には嫌になってしまうのに、
最後までよく手伝っていて驚きました。」と、
お褒めに預かりました。

「どうやって家業の手伝いを
するようになったのですか?」

と聞かれました。

まあ、家事の手伝いはそこそこですが、
こういう体を使う仕事は
よく手伝うなぁと思う時があります。
嫌々手伝っているわけではなく
好きでやっていることが多いです。

家業をどうして手伝うかと言われても困るのですが、
思い出して考えてみると、
子育ての中で一つ気をつけていたことがあります。

子供達が小さい頃に、
手伝いをしたいと言った時は
断らないようにしました。

料理をしたいと言った時は、
子供でも手伝いやすいポテトサラダを作って、
じゃがいもをつぶしてもらうとか、

包丁を使いたいと言った時は
刃物でなくカトラリー(食卓用)の
ギザギザナイフで切ってもらったり。

「子供が手伝いをしたいと言った時に断ると、
次からはしてくれなくなるわよ」
母から言われていましたので、

大人がやるほうが数倍早いと思いつつも、
子供ができる方法を考えて
親が我慢して(苦笑)お手伝いをしてもらっていました。

「子供は親の役に立ちたくて
お手伝いをするんですよ」と
子供たちが通っていた
聖テレジア幼稚園の中村園長先生。

ただ大人の真似をしたいだけではないのか!
と、はっとさせられた言葉でした。

この言葉が頭の中に残っていて、
子供に手伝いをさせてあげているうちに、
今はお手伝い以上、
大人と同じ位にできるようになりました。

味噌の仕込みは私より手慣れていて
すでに職人技です。

子供のときの大変なお手伝いを乗り越えると、
今度は本当の戦力になります。
人生のうちたった5年くらい我慢すると、
子供も大人顔負けの戦力ですね!

家業を継ぐとかは関係なく、
楽しく手伝ってくれる今に感謝しています。

棚田オーナー3 田んぼの生き物編

2020年02月09日

田んぼには、かわいい生き物たちも
いっぱいいました。

カニやいなごや蛙!
自然が豊かな証拠なのでしょうね。

そういえば、
信州はいなごを食べるのですよ!
イナゴの甘露煮を食べたことがありますが、
川エビと食感が似ているので、
美味しかったです。

ちなみに息子は楽しんで見つけていましたが、
娘は逃げていました。

私は?と言うと、
こういう生き物大好きです。

右の写真は、足がはまって
抜けなくなった後の足跡です(苦笑)

かまくらやの人たちは長靴ではなく、
足にぴったりフィットするような
農業用の長靴を履いていました。
「安いし作業しやすいですよ!」と
教えてくれましたので、
次回はそれにしようかなと思いました。

棚田オーナー 2 はぜかけ編

2020年02月08日

刈り取った稲は、あぜ道に並べておき
それを束にして縛っていきます。
縛る紐はもちろん藁です。

束にするのは結構力が必要でして、
ゆるゆるに縛るとはぜ掛けの時に解けてしまうので、
力仕事は父親の出番です。

子供たちは稲を刈り、
父親は刈り取った稲を束ねる。
そして私は何をしているかと言うと…。

「お母さん、写真ばかり撮ってないで、
稲刈りもしてよ🤳‼️」と、クレームが・・・。

「んん?!お母さんも稲刈りしてるじゃん!
写真撮るのも仕事よ(^^♪」と、このブログに繋がっています。
一番楽な仕事かな。

子供がよく働きました。感謝感謝

実は稲刈りの数日前から雨が降っていて、
かなりぬかるんで長靴が田んぼに埋まってしまい、
何度も転びそうになりました。

稲刈りの時期に長雨は例年は無いそうですが、
農作物と言うのはお天道様次第ですので、
私たち人間の力ではどうにもなりませんね。

話はそれますが、稲刈りをしていると
昔からから日本人は自然を神と信仰してきたのが
わかる感じです。(私だけかな⁉️)

天の神様
地の神様
海の神様
山の神様

日本はどこに住んでいても
自然が身近にあるだけに、

人間では力が及ばない自然の大きさに対して、
畏敬の念から信仰を持っていた気がします。

自然には逆らわずに、敬意をもって
仲良く暮らしていきましょう!
と、いうところですね。

棚田オーナー 1 稲刈り編

2020年02月08日

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昨年の1年間を振り返ってみて 大きな出来事と言ったら、 田んぼオーナーになったことでしょうか‼️

松本市の農業法人かまくらやと提携し、
田植えや稲刈りをしてきました。
場所は松本市四賀地域の棚田を再生した田んぼです。

このお米は今年の仕込みに麹として使用します。
普通の食べられるお米ですので、
ちょっと贅沢な麹になります。

新米で食べたところ、
ふっくらとおいしいお米でした。

萬年屋の田んぼの広さは写真の通りですが、
これだけ稲刈りをしても
精米して白米になると 
実際には60キロぐらいしかならないそうです。

ショック・・・
半日以上かけて刈り取っても60キロか…。
昔の人はほんとに大変だったんだなぁと思います。

子供の頃お茶碗にご飯を残すと、
「お米は1粒でも1年かかるのよ。
残さず食べなさいね」と 親に言われましたが、

実際に稲刈りをしこの労力を考えると
一粒でも残すともったいないなぁと思います。

何事も経験するという事は、 人生を豊かにしてくれますね

ひよこ豆の味噌 女将の感想

2020年02月05日

ひよこ豆の味噌を作ったのは、
アレルギーに対応可能かと言う思いもあり仕込んだそうです。

まだアレルギーの方に食べてもらってないので、
実際のところは分かりませんが、
味噌の代用食になれば良いと思います。

前回も書きましたが、味は完全に味噌です。
味はまろやかな優しい感じに仕上がっています。

もともとひよこ豆も、
味としては淡白な感じですので、
味噌にするのには相性が良いのかもしれません。

仕込み方は普通の大豆と全く同じです。
前日から水に浸しておき、
豆を煮た後に塩と麹を入れ秋まで熟成させます。

アレルギーで味噌が食べられない方、
ひよこ豆の味噌を食べてみたい方には、
仕込み方をお教えしますよ。

また、ご要望があれば、
小ロットであれば委託醸造もご相談にのりますので、
ご連絡ください。

メールですと説明が大変なので、お電話下さい。
萬年屋 0263-32-1044

ひよこ豆の味噌 新聞記事の内容

2020年02月05日
ひよこ豆の味噌

新聞記事の内容は・・・!

松本味噌組合の技術会は、約20社が参加しており
毎年テーマを決めて味噌の可能性を追求しています。
今年は大豆以外の材料で、味噌を作れないか試して持ってみました。

あずきや黒豆の味噌もありますが、
皮が残り黒っぽくなり見た目もあまり良くありません。
そこで着目したのは、スープやカレーなどに使われる
ひよこ豆とレンズ豆です。

ひよこ豆は丸く小さな突起があり、
レンズ豆は平らな形をしています。
出来上がりのお味噌を見ると
特にひよこ豆の味噌は色が美しく、
加工もしやすかったです。

味は市販の白味噌に近く、
さっぱりしており濃厚な感じはありません。

材料費は大豆よりひよこ豆は割高で需要も未知数なため、
現時点では技術会の会員で
商品化や大量生産を目指す動きはありません。

ただ出来栄えも良く作り方がわかったのが今回の収穫です。

 

 

ひよこ豆の味噌

2020年02月04日

今年度、松本味噌醤油組合の技術会で
ひよこ豆とレンズ豆を使った味噌を仕込みました。

特にひよこ豆の味噌は鮮やかな山吹色に仕上がり、
昨年の長野県みそ品評会にて、
多様化味噌部門で審査長賞を受けました。

大豆を使用していないため、
技術会ではアレルギーの人に対応できるのではないか
注目しています。

今年度の技術会の会長を務めている萬年屋に取材が来た次第です。

今回の味噌に関しては、サンプルがあります。

アレルギーで困っている人や、
その支援団体に無料で提供(送料等は実費負担)しますので、
関心のある方は、萬年屋までご連絡下さい。

ただ単にひよこ豆の味噌を食べてみたいという方は、
ご自分で仕込んでみてくださいね。
味の感想は次回へ・・・!

新聞に掲載されました

2020年01月31日
市民タイムスに掲載
少し古い記事ですが、市民タイムスに掲載されました。

松本の企業シリーズで掲載されました。
掲載されたのが、年末でしたので色々と忙しく
ブログにアップするのを忘れていました(苦笑)

抜粋してご紹介すると・・・

「味噌・漬物・糀を製造販売する老舗で、
江戸時代に創業した。
玉造りの味噌が特徴で、
ブランド化と地産地消を進めるために
昨年から大豆も松本産を使い始め、
商品の個性に磨きをかけている。」

「萬年屋の味噌は特に酪酸菌が多く、
チーズの様な味が特徴だ。」

「都内の専門店で販売したところ、
チーズになじみのある外国人にも
受けが良かったと語る。」

「材料は最終的に塩以外はすべて
松本産にしようと施行する」

「市内の幼稚園で行われている味噌造りで
講師を務め、次世代に日本の食文化を
伝えている」

んんん!
あれだけの取材をしての情報量を
よくこれだけ分かりやすくまとめてある!

さすがは新聞記者ですね。
この取材の中で、ひよこ豆の味噌の話になり、
また別の記事にしてもらいました。

それは次回ご紹介します。



萬年屋の看板

2020年01月23日

Facebookに書いたものに、もう少し書き足しました。

書き初めの話をしましたが、
大名町店の看板の字は、
今は亡き私の書道の先生(女流書家)が
半紙に書いたもをデザインをしました。

その先生に小1から高1まで習っており、
途中は色々と忙しくなり辞めていましたが、
社会人になりもう一度、
先生のご自宅のお稽古場に通い始めました。

社会に出ると、会社でのこと、仕事の悩み、流行の事、
今度は大人としての話ができるようになり、
一緒にお稽古していた年上の方々と、
女同士の話に花が咲いたこともありました。

先生は知的で上品なのに、決して威張らず、
部屋のセンスは抜群によく、居心地の良いお稽古場でした。

しかも性格はさっぱりしてチャーミング。
本当に女性として憧れるようになりました。

それと先生が書く字もキリッとして大胆な字で、
書家の展覧会に行った時に
「この作品が好きだな」と思ったら先生の書でした。

亡くなられた今でも私のあこがれであり、師匠ですね。