萬年屋六代目蔵元便り
まさに元祖味噌玉!


・
元祖味噌玉❗️
こんなところで見つけた♥️
家庭で作っていた頃の味噌玉❗️
松本城で販売している、「信州と味噌」と言う本の中に、
味噌玉の写真がありました❣️
今となっては、とても貴重な写真資料です。
戦後家庭で作られていた頃は、このように藁でつるして、
味噌玉を熟成させていました。
2枚目の写真でわかるかと思いますが、
萬年屋の味噌玉とは、かなり大きさが違います。
萬年屋の味噌玉は、この写真に比べるとかなり大きいです。
この写真が、ソフトボール位の大きさなら、
萬年屋の味噌玉はバスケットボール位の大きさです。
各家庭にあった大きさと言うものが、あったと思います。
軒の大きさ、
つるす場所、
家庭の人数など、
過去の経験に基づいて、それぞれの大きさができたんだと思います。
今では、家庭で味噌玉で仕込む人はいなくなり、
大豆だけで熟成させるものを、味噌玉と言うことを知っている人も、ほとんどいません。😅
今、味噌玉と言うと、インスタント味噌汁のことを思い浮かべる人がほとんどだと思います🙂
どちらも味噌玉👍
新旧ともに皆様に愛される味噌になってほしいです🥢
憧れの人
インスタで萬年屋のみそをご紹介頂いたので、シェアします。




2017年にテレビの取材でお店にいらしたのがきっかけで、
それ以来萬年屋のお味噌をお取り寄せ頂いています。
お店に入ってこられたとき、
「うわー!きれいな人がいらしたなぁ」と
思ったら、真帆さんでした。
とても気さくな方で、
インスタを拝見していると
丁寧に暮らしていらっしゃる様子が素敵で、
一層ファンになりました。
見える❗️❗️味噌の発酵力

見える❗️味噌の発酵力💪
味噌は言うまでもなく、発酵食品です。
常温で保存していると時により、
袋詰めした味噌が麹の力が強くて、
写真のように膨らんでしまうことがあります🎈
このように膨らんでしまったときは、
空気を抜くか、
容器に移して、
冷蔵庫で保存をしてください🙇♀️
品質には全く問題がなく、
菌が活発に動いている状態です♥️
天然醸造🌾で仕込んでいるので、
菌が生きたまま袋詰めしている
ためなんですよ🖐
味噌としては、自然な形です🕺🏼
しかしながら、
商品としては困った子ちゃんで、
こうなると、
袋から出して冷蔵庫に入れ、
発酵を落ちつかせて様子を見ます。
元気な味噌ですが、
手間がかかります。
やんちゃ坊主と同じ感じですね!
味噌は子育てとおなじ?!
手間ひまかけて、
育てて(熟成させて)行くのです🤗
大量生産で作る味噌は、このように膨らまないように、最後に熱をかけて菌の活性化を抑えています💬
小さな味噌蔵は大手メーカーとは違うところで勝負です🤗
どっちも味噌玉!



ちょっと前写真が出てきました。
どっちも味噌玉です🤗
萬年屋で言う元祖味噌玉 は、お椀の後ろに置いてある土器のようなものです。
大豆を蒸して形成し、熟成させた状態で、写真の物で大豆1升分です。
この状態からまだ熟成が進み、それを洗って砕いて塩と麹と混ぜて味噌に仕込みます。
二枚目の写真が、仕込みのときの様子です。
お皿に乗っているのが、今の味噌玉。いわゆるインスタント味噌汁ですね。
どっちも味噌玉なのでよく間違われます😅
ずくだせテレビに出演❗️


9/15(火)
ずくだせテレビ
コアな松本巡りに萬年屋が出演しました。
萬年屋の味噌を紹介した後に、庭にある土塁が紹介されました。
その放送を見て、早速昔からの元祖味噌玉造りの味噌が欲しいと、
お二組のお客様がご来店してくださいました。
どちらのお客様も今どき、こんなに手のかかる味噌を作っている味噌屋があるのだと驚かれていました。
「子供の頃は、自分でも作っていたのにねー。味噌玉となるとおいしいけど手間がかかるからもうどこにも売ってないと思っていた。」とおっしゃっていました。
大丈夫!
萬年屋で味噌玉の味噌は売ってますよ!
今の世の中、ひと昔に戻ると言う事は大変ですが、その一昔前は今よりも丁寧な生活をしていた思います
すべてを昔に戻せとは思いませんが、改めて今の生活を見直すことも大切だと思います。
ある意味危険な仕込み😆

先に作っておいた醤油麹に、刻んだ生の唐辛子を混ぜ込みます。
2ヶ月くらい熟成させれば出来上がりです。
作るのは簡単なのですが、生の唐辛子🌶を刻むのは、必ず手袋🧤をしてくださいね。
試しに初めて作った年は、手袋をせずに手で刻んだので、後で手を洗っても夜中じゅう手🤚がポッポポッポと熱かったです。
今ではフードプロセッサーもまな板もヘラも仕込み桶も全部唐辛子専用のにしてあります。
もちろん、唐辛子を触った手で顔は絶対に触れてはいけません‼️後で痛くて痛くて大変ですよ💦
おいしいけど、ある意味危険な仕込みですね💧
まずは醤油こうじを作ることから

まず醤油糀をつくります。
醤油を1升と糀を1升
同量です。
糀が水分を含む前なので写真のような感じです。
唐辛子入り🌶 醤油こうじ


前回の写真の「激辛こしょうのネーミングがオモシロイ」😂 と、友人が言っていました。
もしかして唐辛子じゃ辛さが通じないから??🤔
松本は唐辛子の種類がたくさんあって、
バナナ胡椒
ボタン胡椒
辛胡椒
激辛胡椒
色々あります。
食べた感じだと、この順番が辛いかなと思います。
唐辛子の季節❣️

唐辛子入り醤油糀の仕込みです。
8月の終わりから10月いっぱい位まで、地元の生の唐辛子が手に入ります🌶
これを醤油と麹に混ぜて2ヶ月位熟成させると出来上がりです💮
作り方は簡単なのですが、ポイント☝️は美味しい糀と醤油。
ちょっとだけ良いものを使うと、美味しく出来上がると思います。
古くから三升漬とも呼ばれています。なぜなら、
糀 1升
醤油 1升
唐辛子 1升
合わせ3升なので、三升漬です。ナイスなネーミング👌
辛いもの好きにはたまらないですよ❣️
★★★★★★★★★★★
信州は松本で、江戸時代より190年近く続く老舗味噌蔵です。
店頭では見られない工場等をご案内。
本店の間口は狭いですが、奥へ奥へと細長く続き、その先に味噌や漬物の工場、土蔵があります。
この年月を経た建物だからこそ、萬年屋独特の味が作れます。
維持していくことが、とても重要です。
萬年屋の味噌はこちら
/cat-miso/
萬年屋の漬物はこちら
/cat-tuke/
信濃毎日新聞に掲載!

講座を開催した翌日、地元の信濃毎日新聞に掲載されました!
JCFは、世界に目を向けているのと同時に、東日本大震災からの避難者も支援していて、
放射能から身を守ることや、体の免疫力をつけることなど、健康づくりにも力を入れています。
皆さんとても積極的な方で、私よりも大きな視野で日本や世界を見ている方々です。
そう言う生きる姿勢にとても感銘を受けたのと同時に、私もほんのわずかですが、お役に立てて嬉しかったです。