萬年屋六代目蔵元便り
害のない除草剤!
天然の除草剤
新緑の季節と言う事は、雑草も元気になる季節です。
瓜を塩漬けした残りの塩水を雑草にかけると、こんな感じに枯れます❗️
除草剤を使うよりも安全で安心。しかも安くて家にある。
10%の塩水を使って試してみてください!
塩水を巻いた後は塩の跡が残りますが、雨が降るときれいになりますよ!!
味噌玉の仕込みを再現
仕込み実験!長文です
味噌玉の味噌は戦後まで家庭で仕込まれていましたが、今では知っている人すらほとんどいません。
味噌玉と言う食文化自体がなくなってしまう事に危機感を覚えています。
そこで、店の味噌玉とは全く別に、家庭でどう作られていたのか試しに仕込んでみました。
違いとしては、大豆の量と煮方。
他は店の販売用の味噌玉とほぼ同じ条件です。
店の味噌玉は乾燥での大豆は1.5kg(1升)で蒸しますが、
実験の味噌玉は、昔自宅で仕込んでいたというお客様の話から手で扱える大きさとして、大豆500gを煮ました。
その他の条件としては
同じ大豆を使い、
ほぼ同じ時期(4日違い)に、
同じ期間(3週間)
同じ場所で熟成させました。
写真2枚目の四角い味噌玉が実験用で、隣の半円柱形が店の味噌玉です。
熟成させる前は販売している味噌玉の少量版ができると思っていたのですが、
出来上がってみて、あまりに色々と違うので、正直戸惑ってしましました。
まずは色が違う。
次に表面のひび割れが多い。
あめが出ない。
割った時に中が柔らかい。
匂いが違う。
底面のカビの生え方は同じですが、割ってみると別物です。
店の味噌玉は割っても色はあまり変わらず、表面よりも少し薄いくらい。
カビを洗うのに水につけても溶けません。中までしっかり乾燥と熟成が進んでいる感じ。
匂いは大豆や納豆の匂いで、アルコール臭がします。どちらかと言うといい匂い。(写真がなくてわかりづらくすみません。インスタの味噌玉を砕いている動画をご覧になると、割れた状態がわかります)
実験用の味噌玉は表面だけ乾いていて、中は柔らかく匂いも乳酸発酵していて酸っぱいにおい。
これで洗ったら、中身は溶けてしまう。。。動画では思わず「どうしよう」と言う声が入ってしまいました。
とりあえずもう少し熟成させることにしました。
でも乾燥が進むと硬くなってしまう味噌玉をどうやって砕こうか。。。昔の人は臼と杵で砕いたと言うけど、私が持っているミンサーで砕けるのか不安。
よく主人が
萬年屋の味噌玉は、毎年条件を変えずに、
あの時期に、あの場所で、あの大きさで仕込むから萬年屋の味になると言っていますが、
まさにその通りでした。
大豆の煮方と大きさを変えただけなのに、全く違う味噌玉になるとは驚きでした。
味も違う味噌にできるのでしょうか。😅それはそれで実験成功。
色々と思ってもみない発見がありました。
仕込んだらまたご報告します。
塩麹レシピ ドレッシング
手作りドレッシング
100円均一で買ったボトルに、その目盛り通り入れていくだけです。
かなりの優れもので、美味しく仕上がります。
今回はオニオンドレッシングをつくりました。塩の代わりに塩麹を入れて!
★★★★★★★★★★
塩麹レシピ 1つに加えてくださいね。
発酵食品を毎日取ることが、免疫力のアップにつながります。
塩の代わりに塩麹を使う
コクを出すために甘酒を入れる
同じ手間でも、塩麹や甘酒に変えることで、簡単に発酵食品が取れますよ。
蕨のおひたし つまみになるよ
蕨のおひたし
今が季節!旬の蕨はぬめりがあってとてもおいしいです。さすが山菜王国、信州。
近所の八百屋さんで、アク抜きしたものを売っています。とても便利でとてもおいしい!!
おかかに醤油の代わりに、唐辛子入りの醤油麹をかけると、お酒の肴にもなります!醤油味に、麹の甘みが加わり、唐辛子の辛さが絶妙においしいので、ビールが進んじゃいました!
発酵食品を毎日取ることが、免疫力のアップにつながります。
塩の代わりに塩麹を使う
コクを出すために甘酒を入れる
同じ手間でも、塩麹や甘酒に変えることで、簡単に発酵食品が取れますよ
残り物野菜炒めレシピ
残った肉野菜炒めで…
塩麹を少し入れて、卵と小麦粉を混ぜてお好み焼きにしました。
これをマヨネーズとソースとおかかで食べると、お好み焼きになります。
おかか、マヨネーズ、ソースの組み合わせは、なんにでもお好み焼きになるので最高です!
★★★★★★★★★★
発酵食品を毎日取ることが、免疫力のアップにつながります。
塩の代わりに塩麹を使う
コクを出すために甘酒を入れる
同じ手間でも、塩麹や甘酒に変えることで、簡単に発酵食品が取れますよ。
古いもの発見!
店を片付けていたら、こんなものが出てきました。
のれんです。
いつの物なのか…
白抜きの「萬年屋」と屋号の柄の部分が黄ばんではいますが、色あせてないところを見ると、あまり使われてないような感じです。
紐を通すところが手縫いになっていて、柄が色々とあるのが面白い!
裏を返すと、手縫いで縫ってあるのがわかります。こんな大きな分厚い布を、よく手縫いで塗ったと思いました。昔の人はすごい!
紐も麻紐と言うところが時代を感じますね。
最後の仕事
最後の仕事。踏み込みです。
タンクに入れた味噌の空気を抜くために踏み込んで行きます。
味噌の上にビニールを敷き40センチ四方のウレタンの板に乗って踏み込んでいきます。
以前、子供がやりたいと言ったのですが、体重が足りずに踏み込んでも全く沈まなかったので、これは大人の仕事になりました。
ここまで終わると、本当にほっとします。
後は秋まで美味しくなるのを待つだけ。
微生物よ、後は任せたぞ!
混ぜて仕込む
砕いた味噌玉を、塩と麹と水と混ぜてタンクに仕込みます。
下の写真は、砕いた味噌玉です。あんなに大きかった味噌玉が、このように小さくして、仕込むのですよ。
ちなみに、この味噌玉を砕く作業が終わると、主人はいつも肩が痛いと言ってます。機械に入れる時もかなり力を入れて、ガリガリ、ゴリゴリ砕いていく感じですね。
昔の人は、これを手で砕いていたので、大変な作業だったと思います。よく家庭で作っていたなぁと感心しますね。
信州では戦後まで味噌玉作りの味噌は家庭でも作っていた仕込みです。高度成長の頃から急激に作る人がいなくなりました
この時に、麹の割合を変えて味噌の種類を増やします。
萬年屋では、
5割麹 中辛(本店のみ販売)
8割麹 神撰
10割麹 豊麗
15割麹 極味
麹の割合が多いほど甘みと旨みが増し、少ないとキリッと辛口になります。
元は同じ味噌玉なのに、味の変化が面白いですね
味噌玉を砕く
味噌玉を砕きます。
きれいに現れた味噌玉を、チョッパーと呼ばれる機械で砕いていきます。
外側はスイカの皮くらい硬くなっているので、
★包丁で切るとか
★マッシャーで潰すとか言うレベルの硬さではありません😅
昔の人は、臼と杵でついたと言ってます。まるで餅つきですよね。
お客様の中では、年取って味噌玉を作れなくなったとおっしゃる方がいます。
味噌玉を洗ったり、砕いたりするのが重労働だからですよね。
これ全部、手仕事。
萬年屋の味噌玉に企業秘密はありますかと聞かれるのですが、ありません😄手間と工場の微生物だけです。
味噌玉の味噌は信州の方言で、「ずく=やる気、根気、元気」があれば作れます😝
挑戦してみますか!?
きれいになりました!
カビもあめもなくなり、きれいになった味噌玉。
ここまでくると、口に入れても良さそうな見た目になりましたね。
カビが生えたところを見ると、びっくりする人もかなりいたのではないかと思います😬
昔の人は、カビが生えたものを食べる勇気があったんですね。すごい❤️
私にはあんなカビが生えた大豆、食べたくないですもの😅