萬年屋六代目蔵元便り
ゴシゴシ洗う
味噌玉を洗います。
本当にゴシゴシと、たわしでカビを落としていきます。
崩れないのかと心配される方も多いですが、鏡餅ほどの硬さになっておりますので、崩れてなくなる事はありません😄
味噌玉を洗います
味噌玉洗うのはこんな感じ。
乾燥してひび割れた所に生えたカビも、ヘラで掻き出します
かなりめんどくさい作業です。こういう手間のいる作業が大変で、一般家庭では作らなくなったのだろうなと思います。
カビのまま仕込んでいたと言う人もいますが、かなりかび臭く強烈な味噌になると思います。
一口だけ食べてみたいような、みたくないような…😅
味噌玉をふやかす
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味噌玉は洗います。
味噌玉についたカビは体に害は無いのですが、
カビのまま仕込むとカビ臭い味噌になるので、いちど水に漬けてふやかし、カビを洗い流します。
鏡餅くらい硬くなっているので、水の中に1時間ほど入れても全く崩れないのですよ❗️
ある意味 美しい
味噌玉に生えたカビ。
ケカビと言う種類で、中国の発酵食品に多いカビです。
ここまでくると、ある意味芸術的に美しいカビですね。
流れるあめ
味噌玉からあめが流出すように出てます。
中で微生物が活発に動いて、大豆がどんどん熟成しています!
いつ見ても、自然の力はすごいなと思います。
食物なのに、微生物の働きで目に見えて動いているのがわかるのが面白い。
静かな時に、工場に行くと「ぷちぷちぷち」と言う音がします。
まさに発酵中です!
熟成が進む❗️
味噌玉は気温が高いと、一気に熟成が進みます。
全体をみると、こんな感じ。それぞれにあめが出てますねー❗️
がんばれ微生物
並んだ味噌玉を倒すと、すのことの設置面には、カビを代表とする微生物がたくさん生きています。
このカビの中に、ホワイトチーズの菌もいる!
どこにいるのかはわからないけど、君のおかげでうちの味噌にコクがうまれる💖
ありがとう❣️
熟成してあめが出てきた
味噌玉に「あめ」と呼ばれる泡がでてきました。
味噌玉の芯まで熟成してきた証です。
今、正に目には見えない微生物が味噌玉の中で働いて最中❗️
頑張れ!
頑張れ!
繰り返される作業
1連の作業が終わると、次の日の大豆を洗う作業へ戻ります。
これの繰り返し。
でも、何年みても、何回見ても飽きない。
ものが作られていく過程って、楽しいですね。
個性のある味噌玉達
並んだ味噌玉達
スマートな味噌玉があったり、
ちょっとおデブちゃんな味噌玉があったり、
自分で立てなくて隣によりかかってる味噌玉があったり、
味噌玉に個性を感じるのは、私だけでしょうか😉
人間が手作業で作っているものなので、全く同じものはないのですよね😍