5月, 2012年
塩こうじレシピ =超楽トマトソース=
色々な本に書いてあるので、トマトの水煮に塩こうじを混ぜてトマトソースを作ってみました。
これが本当に美味しい!!
水煮と塩こうじをまぜるだけで、美味しいトマトソースの出来上がり。
私は冷蔵庫にあった ひき肉ときのこをオリーブ油で軽く炒めたところに、トマトの水煮と塩こうじを投入。
ここまで5分。パスタを茹でている間にトマトソースの出来上がり!
時間が無い時はトマトと塩こうじだけでもOK!超お手軽でお勧めです。
我が家も子供がまだ小さいので、なるべく化学調味料の少ない食品を使うように心掛けています。これならレトルトソース使わなくてもOKです。
魚の粕漬
たくさん塩鮭を頂きました。一度には食べきれないし、冷凍すると美味しくない・・・。
そこで、酒粕に漬けてみました。
(酒粕は500g 315円で販売しております。御要望の方はご連絡下さい!)
酒粕はそのままだと魚に漬けにくいので、酒とみりんでのばした粕床?に漬ける事 1週間。
粕を丁寧に手で取って焼いてみると、お店で売ってるような美味しい粕漬の鮭に!!
粕床は何回か使えますので、一度で捨てないでくださいね
ポイントは塩鮭など、塩漬けしてある魚を使うこと。
生の魚だと、塩気が粕に出てしまい、魚の味自体しなくなってしまいます(←私の失敗料理でした。)
酒粕も使い方がわからないと、どうしたらよいかと冷蔵庫の奥にしまってしまいますが、これなら簡単ですよね。
余談ですが、今、何かと話題の発酵食品。日本古来の味噌やこうじ・酒粕が見直されている事が、私たち発酵食品を扱う味噌屋にとっても嬉しい話です。
塩こうじレシピ =アボガドのサラダ=
塩こうじを洋風のサラダに使いました。
お客様が来た時に出したら、美味しいと評判でした (^^)
材料:
玉ねぎ・人参・レタス・アボガド・レモン汁(あれば)・塩こうじ
作り方:
1. たまねぎ・人参をスライスして、水にさらしておく
2. アボガドは2センチ角に切る
3. 1に塩こうじとマヨネーズ・レモン汁を入れて混ぜる。
4. 最後にアボガドを入れて、再度混ぜる。
アボガドは始めから入れて混ぜると形が崩れてしまうので、
あとから入れてサクッと混ぜると良いです。
クラフトフェア
週末は、松本クラフトフェアに出展していました。
お天気もよく、たくさんの方がいらしていました。
全国から集まった工芸作家の作品をいっぺんに見られ、あれこれ選んで買えるのがこれがこのフェアの魅力ですね。
クラフトフェアはあがたの森公園という、とても広い公園で行われますので、人がたくさんいても、広々としていて、あちこち歩くと楽しいですよ。
こんなものが売ってました。
思わず全部欲しくなるようなミニチュアの家々や、木のスプーンを貼り付けたパネル
ちなみに萬年屋は一家総出で販売。4歳の長男は戦力にはなりませんでしたが(苦笑)、良い子でテントの中で遊んでいて、小2の長女は頑張ってくれました。
定番の味噌・漬物の他にきゅうりの一本漬けが大盛況で、下の写真はお客様の波ががいったん途切れた時にようやく撮れました。
味噌の賞味期限
食品を買ってくると、必ず賞味期限が書いてありますよね。
賞味期限とは、「買った時と同じ味」の期間という規定があり、
当店の味噌も、お買い上げ頂いた時から半年を賞味期間としています。
確かに、味噌も半年も経つと発酵が進み、色や香りが少し変わってきます。
でも、食べられなくなるわけではないのですよ。
食べられなくなるどころか、そのまま二年おくと二年味噌になるので、
賞味期限を過ぎたからと言って、味噌は捨てないでくださいね。
賞味期限は、味噌にはなじまない制度です(苦笑)
長期間放置しておくと、保存場所に拠っては、カビが生えたり、水分が抜けてカピカピになったと聞きますが、
その部分だけをとれば、残りは召し上がれます。
ただ、風味が落ちるので、その時は他の味噌と混ぜて、合わせ味噌にすると良いですよ。
それからもうひとつ変な話。
その場で量り売りをするときは、賞味期限を明記しなくて良いのです。
予め袋詰めしてあると、賞味期限を明記しなくてはならないのですが・・・
全く同じものなのに、ほんとにおかしな話です。 お役所仕事ですね。
つぶやき?
GWも仕込みも終わり、普通の生活がもどりはじめ、ほっとしている私。
このブログも、お店とかのお堅いブログだけでなく、
今流行の「つぶやき」も始めたいなぁと思い、そのサブタイトルを考え始めたけど・・・
・つぶやき → そのままやんけ
・徒然雑記 → ちょっと堅い?
・松本便り → 蔵元便りに女将便りじゃ能がない
等々、色々考えたけど無い知恵働かせても、だめみたい。
もう少し考えてみます・・・
味噌の中に入れておくだけで、劇的にうまいつまみになる食材
豆腐・卵黄・カマンベールチーズなどなど、ちょっと食べてみたくなります。
おつまみにいかがですか?!
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今度、勉強しておきます。
韓国テレビの取材を受けました
糀の特集番組を作るそうで、それにあたり、味噌玉造り味噌の取材に来ました。
味噌玉造りは奈良時代に大陸から伝わった最も古い味噌の製造方法です。
韓国はまだ味噌玉造りで味噌を作っていて、日本にも同じつくり作り方をしている味噌屋を探していたそうです。
日本であちこち探したけれど、ほとんど味噌玉造りをしている味噌屋はなく、ようやくうちを探し当ててくれました。 (日本は味噌玉にしない製法がほとんどです。製法の違いは「味噌玉の仕込み 最終章」を参照してください。)
韓国の方が昔ながらの作り方を伝承しているのですね。
味噌玉の仕込み 最終章
仕込みもようやく最終過程になりました。
⑦ カビの生えた味噌玉を水に入れて柔らかくしてから洗います。
⑧ 一つ一つ丁寧にたわしで洗い、味噌玉の溝(割れ目)にあるかびは、ヘラでかき出します。
この作業は、立ち仕事で、水も使い、力を入れて洗うので、仕込みの中でも大変な仕事です。
⑨ 洗った味噌玉はきれいな水で洗い流し、機械で砕きます。
砕いた味噌玉に、糀(こうじ)・塩・水を加えて混ぜて、
秋まで温度変化の少ない土蔵で熟成させると完了です。
(下の写真は糀を入れているところです。)
以上が味噌玉造り味噌の仕込み方です。3月から仕込が始まり、ようやく終わります。
秋には美味しい味噌になっていますので、楽しみにしてくださいね。
最後に、味噌玉造り味噌と普通の信州味噌の違いは製造法の違いです。
普通の味噌は煮大豆にすぐ糀・塩・水を混ぜるので、製造工程は①→②→⑨のみで、
仕込みも1日で終わります。
何日も手間ひまかけて造るのが味噌玉造りなんですよ。