5月, 2023年
味噌玉を水に漬ける
味噌玉を水につけているところです。
表面はかなり乾燥してるので、水に漬けても全く崩れません。
硬くなって、カビが生えた味噌玉は、鏡餅を想像していただけるとわかりやすいと思います。
鏡餅も、お正月に飾った後は、乾燥してヒビが出来て、接地面にはカビが生えていると思います。まさにあんな感じ。
さあ、これから洗う仕事が待ってるぞ!
味噌玉って硬いの?!
熟成した味噌玉はカチンカチンに硬くなってます。
このままではカビがうまく取れないので、タンクに入れて水を張り、
1時間から2時間ほど味噌玉を浸し、ふやかします。
そうすると、カビが取りやすくなるんですよ。
写真の作業は、数を数えながら、タンクに味噌玉を入れているところです。
中腰仕事なので、アルバイトの学生さんも、あー疲れたと言っていました。
仕込みは女人禁制ですか?と聞かれるのですが、決して禁制ではありません!
が、
とにかく力仕事なので、1日はできたとしても何日も続く仕込みには体が持ちません💦
女には、持ち上がらないものも、男には持ち上がるんですよね。重いものは、男衆に任せましょ❣️❣️
#仕込み
#男衆の仕事
味噌玉のかび
熟成した味噌玉には、カビが生えているものもあります。
写真2枚目のように、倒れていたところが、重なり合うと、そこにカビが発生します。
昔の人は、このかびを見てもひるまず、食べようと思ったということが凄いと思います❗️
カビがあっても洗えば良い👌と思ったのでしょか?
それとも、食糧事情の悪い1300年前は、カビが生えても食べなければ、食べ物がなかったのでしょうか?
はるか昔の日本人のことに思いを寄せると、面白いですね❤️
今なら絶対に破棄してしまいますよね。私だってこんなカビの生えた大豆の塊はいやですもの💦
麹の出来上がり❗️
出来上がった糀
仕込みの時は、出来上がった糀は熱を持たせないために、ブルーシートに広げて冷まします。
まるで、海のような、石庭のような
糀ひとつぶひとつぶが、生き物のような感じで、何度見ても小さな感激✨
麹を仕込む 次世代へ
味噌玉を洗う前に、まずは糀をつくります。
今年は、息子が主人の仕事に初挑戦。
初めて行うなうにしては、かなり上手で驚きました。
蒸し上がった米をシャベルでベルトコンベヤに入れていくのですが、
コンベアに入れる米の量が多すぎたり少なすぎたりすると、コンベア内で冷まされたお米が冷たすぎたり熱すぎたりします。
熱々のお米を同じ量をコンベアに入れていくのは、見た目よりかなり難しいです。
門前の小僧、習わぬ経を読むと言いましょうか、幼稚園の頃から見てきているので、体の使い方とかがわかっているのでしょうね。
久々に女将の仕事している風景が登場!私も写真ばかり撮っているのではなく、工場仕事をしてるんですよ❤️
大豆からあめが出る
あめ
味噌玉にあめと言われる、泡が出てきました。
これが出てくると味噌玉が熟成した目安になります。
このあめが出るまでは、毎日心配で味噌玉の棚を見に行くんですよ、私。
ある年には、4月に入ってから雪が降り、ほとんどあめが出なかったので、
工場に目張りをしてブルーシートをかけて、ジェットヒーターで三日三晩、工場全体を温めた事もありました。
本当にお天気に左右されるのて、毎日天気予報とにらめっこしています。
味噌玉は、発酵していく上で、炭酸ガスが出て行くのですが、それがあめとなって表面に現れるのだと思います。
自然の力って不思議ですね。こういう時に悠久の時間を感じます。昔から同じようなことが起きていたんでしょうね。