萬年屋六代目蔵元便り

松本城下町散歩

2011年07月11日

はじめまして。
城下町松本の観光といえば、まず松本城ですよね。
松本駅からお城まではゆっくり歩いて約20分。
ちなみに、萬年屋はお城からさらに歩いて約5分です。それはさておき。
松本城は一名、烏城(カラス城、ウ城)とも呼ばれております。
ちなみに姫路城は、白鷺城ですね。
黒い城と、白い城。
一般的には秀吉時代の大阪城に代表される豊臣系の城は黒い。現在の大阪城は徳川家が再建した物を見本にしたため異なりますが、石川家の松本城、広島城、岡山城、加藤清正の熊本城などが黒い城です。
これに対し、家康は当時最新の築城技術と、豊臣家に対抗するため白い城を築き、諸大名も真似をしました。
江戸城、名古屋城、彦根城、姫路城、高知城、伊賀上野城、掛川城そのほか白い城。
漆塗りの黒い板壁に対し、白い総漆喰の重量に耐える城作りでもあり、幕府に忠誠を示す城造りでもあったそうです。

さて。城下町松本を散策しましょう。
前に申し上げたように、松本駅からお城までは、歩いて片道20分。タクシーでだいたいワンメーターです。
まずは駅からお城へ。
松本城は観光シーズンには非常に混み合います。天守閣に上るには場合により二時間待ち、とか。
あと、女性はスカート、やばいです。天守閣の階段の、五階六階はほとんどハシゴです。くれぐれも御用心を。
(ちなみに松本城は、5層6階です)
それはともかく、お城を出たら帰りは、いわゆる大名町を駅に向かいます。通りの両側はかつての上級武家屋敷。
江戸城なら大手町、丸の内といったところ。
残念ながら今は、銀行や大手企業のビルが並んで、昔の面影はありません。
松本城から五分ほどで、女鳥羽川に架かる千歳橋に至ります。
千歳橋の手前を左に折れると、縄手通り。
ここは、言ってみれば松本の浅草です。
通り半ばの四柱神社を中心に通年歩行者天国の通りの両側には、骨董店、土産店、老舗のパン屋さん、蕎麦屋さん、古書店もあれば、季節の山菜や茸をおく八百屋さんも並んでいます。
特別なものは無いけれど、毎日がお祭りのような、散歩にはうってつけな通りです。

そんな通りを200メートルあまりぶらぶら、通りの終わりを右に折れ、橋を渡ると老舗の旅籠で喫茶店、まるも。
コーヒーでひと休み。
店の横の細道を抜ければ中町に出ます。
親町三町のひとつ、土蔵の立ち並ぶ中町。これまた縄手通りと平行して、民芸品、骨董品はもとより、アクセサリー、飲食店など新旧取り混ぜて魅力的な店が立ち並ぶ一角です。中町通りを散策して突き当たるのが、もう本町。早足で5分歩けば松本駅です。

松本で、お城だけを見物するなら、2、3時間。
ゆっくり歩けば充分一日楽しめます。