味噌料理のレシピ

萬年屋おすすめ味噌汁レシピ

定番を味わう、季節を楽しむ。
さらには思いがけないアイデア味噌汁まで、様々なお味噌汁を紹介いたします。
まずは出汁のとり方から。

出汁のとり方

出汁をとる

もちろん、お忙しければ市販の出しの素でも結構です。
また、面倒でしたら後ほど、簡単裏ワザの本格的な出汁のとりかたも御紹介します。

一般的に味噌汁の出汁には、昆布、煮干、鰹節を使用します。鰹節は削り節のほかに、出し用に使いやすい厚節も便利です。
あくまで目安ですが、味噌汁4人分として、昆布は10センチ角くらい、煮干は20本程、鰹節は20グラム程度を御用意ください。

いずれも単品でも美味しい出汁はとれますが、組み合わせる事によって相乗効果がうまれます。
組み合わせる場合にはそれぞれの量を、適当に減らしてください。
昆布を使う場合、昆布を水に入れて一時間くらい置き、火にかけて沸騰前に取り出します。
そこに煮干か鰹節を加えて10分ほど煮込めば美味しい出汁の出来上がりです。
もちろん両方入れれば、より贅沢。

昆布を使わずに、沸騰したお湯に煮干と鰹節を入れて10分ほどで、出汁をとっても充分美味しい。
干し椎茸を戻したときの戻し汁も残しておいて加えてみてください。ひと味旨みが増します。
ちなみにアサリやシジミ、蟹や魚など魚介類の味噌汁には、魚系が複合しないように昆布だけで出汁をとるのが一般的です。

さて、裏ワザです。
昆布を一時間?大変ですね。煮干や鰹節のタイミングも面倒。
そこで、寝る前にボウルかタッパーに水を入れ、お好みの出しの具材を加え、夏は冷蔵庫で、他の季節なら常温で一晩置きます。
この時、冷蔵庫のスペースに問題があれば、水の量を減らして出しの素材は定量、調理の際に水を加えても結構です。濃縮還元ですね。

朝になったら出しの具材を取り出し、あとはお好みの食材で美味しい味噌汁をお作り下さい。
昆布だけを取り出して、煮干や鰹節はひと煮たちしても結構です。

味噌汁を作る

よく言われることですが味噌汁は煮立ててしまうと香りがそこなわれます。
出汁に食材を加えて火が通ったら、火を弱めて素早く味噌を溶きます。味噌が溶けたらすぐに火を止めてください。

ただ、萬年屋の味噌は風味が強いので、煮詰めてしまわなければ大丈夫。さらに、豚汁や魚介類など、味噌を加えてから、多少煮込んだほうが美味しい場合もあります。

味噌汁レシピ

御紹介するレシピは、食材のコラボレーション。

毎日の味噌汁に、変化とアイデアと季節感を加えるための、ちょっとした御提案です。
日常の、あるいは季節の食材をどう組み合わせるか。
味噌を何グラム、なんて言えません。そこは、お気に召すまま。

豆腐の味噌汁

味噌も豆腐も、原料は大豆なのですね。美味しい味噌と言っても、味噌をそのまま舐めて味わう機会は、それほどありません。そこで豆腐なのです。豆腐だけの味噌汁は、味噌そのものの味を引き立てます。逆に美味しくない味噌では美味しい豆腐の味噌汁は作れない。味噌にとって豆腐は、ごまかしのきかない、ある意味で怖い食材なのです。もちろん、豆腐とワカメ、豆腐とネギ、豆腐とナメコ、豆腐と青菜、さまざまなバリエーションの基本になります。まずは美味しい出汁をとって、豆腐の味噌汁をおためしくだい。

豆腐の味噌汁

青物野菜の味噌汁

小松菜、ほうれん草、菜の花、チンゲンサイ、キャベツ、レタス、水菜、白菜、カイワレ。なんでも結構です。お好みで、豆腐、油揚げ、厚揚げ、さらにシメジやエノキなどの茸を加えれば、少し贅沢ですね。小松菜やほうれん草、菜の花は下茹でしても、またはおひたしの残りも使えます。一度火を通した野菜は、くれぐれも煮すぎないように。温まったらすぐに味噌をときます。もちろん、生のまま入れて新鮮で濃厚な味わいも楽しめます。

青物野菜の味噌汁

根菜の味噌汁

定番は大根ですね。千切りでも、銀杏切りでも、油揚げを加えて。クタクタでもしゃっきりでも。カブは新鮮なものを、歯ごたえを残して召し上がってください。ごぼう、ささがきにして水にさらしてからさっとひと煮立ち。レンコンも薄切りにして歯ざわり良く。いずれも油揚げや厚揚げを加えてコクのある逸品に。

根菜の味噌汁

洋野菜の味噌汁

アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリー。茹でおきの野菜を油揚げ、厚揚げと合わせてみてください。バターの代わりに豆腐系の植物性脂肪でコクをだすのがミソです。こぐち切りにしたセロリ、焼いたパプリカなども、同様に。美味しい味噌汁になります。

洋野菜の味噌汁

キノコの味噌汁

キノコはあまり煮込まないでください。天然物以外の、一般的に市販されているキノコは生に近い状態で食べられます。特にナメコ。出汁を沸騰させ、ナメコを入れたらひと煮たち、すぐに火を弱め味噌を溶きます。ナメコを煮込むと汁までドロドロになってしまいます。エノキ茸、エリンギ、マイタケなども青菜や三つ葉、豆腐、油揚げと一緒に。

キノコの味噌汁