味噌玉を洗います。 ほんとにたわしでゴシゴシヘラでガリガリ 文字通りゴシゴシ洗うんです。前回も書いた通り、硬くなった鏡餅位の硬さなので、洗ってもほとんど崩れません。味噌玉を洗う?とよく驚かれるのですが、この作業が大切で、洗わないと味噌がカビ臭くなります。ただ、昔作っていた人の話を聞いたり、本を読んだりすると、カビを洗わずにカビごと仕込む家庭もありました。そのカビの匂いの味噌が、その家の味になっていくんですね。正に手前味噌。今と違って、家庭の数だけ味噌の味があったと思います。私が思うに、手作り味噌でも味噌玉の味噌の方が、味の違いがはっきり出ると思います。何故かと言うと、作業工程の違いがあるからです。カビを、洗うor洗わない熟成場所が、屋内o r屋外味噌玉の形が、大きいor小さい熟成期間が、長いor短いなどなど家の事情によって、熟成させる場所や大きさが違っていたようです。家庭の数だけ仕込み方が違うので、その数だけ味噌の風味が違っていたと思います。食べ比べたら面白いかったでしょうね。