2週間ほど熟成させた味噌玉です。蒸し大豆をつぶしただけなのに、こんな泡みたいのが出てきます。これが、「あめ」と呼ばれるもので、熟成が進んでいる証拠です。あめと言っても甘くはなく、 どちらかというと、腐った牛乳の様な、ブルーチーズの強烈な香りの様な・・・ そういえば、牛乳が発酵するとヨーグルトになるのときには、こんな香りになるのかなあと思いながら、毎年味噌玉を見ています。また、萬年屋の味噌にはこの時点で蔵に住み着いた菌が味噌玉に付着?発生?します。だから、あめにはチーズ系の香りがするようになるのでしょうか?!この「あめ」が出てくるころになると、味噌玉もアルコールの様な香りがしてきます。ただ、つぶした大豆を発酵させているだけなのに、春の連休前、このほんのわずかなこの季節だけ 腐らずに熟成だけする。先人の知恵ってすごいと思います。