前回の補足ですが、上の写真で分かる通り、味噌玉の底にはカビが生えています。科学的に調べてみても、このカビは人には害のないカビです。それでも、カビの部分は取り除き、裂け目に生えたカビもヘラで掻き出します。昔から、「味噌玉にカビを生やしてから仕込む」と言われてきています。先人達は、こんなカビの生えたものをよく食べてみたと思って、頭が下がる思いです。私たちが今、このようなカビの生えた乾燥大豆を洗って熟成させて食べようと思うでしょうか・・・(笑)★カビが生えたら捨てる。(私もしています)★カビが生えたものを食べたら、お腹痛くならないか心配になる。★カビが生えた食品は、絶対に劣化してると思う。 現代の私たちはこう考えるところを、よくまあ、カビが生えた食品を食べようと思ったと思って、その勇気に完敗です(笑) 伝統製法の良い所ですね。