本うりの仕込みが始まりました。通常はお盆前くらいには入荷出来るのですが、今年は入荷できず、ようやく数がそろい始めました。なぜ瓜が手に入らなかったかというと、生産者の高齢化です。毎年作っている人たちが高齢になり、しかも本うりを買う人も年々減っているので、作り手がいない。それが現実です。身近に感じる社会情勢ですね。そんな話はここまでとして!瓜は半分に切り、種を取ります。種を取るのにちょうど良いのが、500円玉。うりは巨大なきゅうりと思っていただけると、想像しやすいでしょうか。種の柔らかい所を500円玉のカーブでジュルジュル削っていく感じです。金属なのでごりッととれるし、「角がある」→スキーでいうところの、エッジが効いているので、きちんと最後まで削れる感じ。これがスプーンだと、エッジが丸いので、最後まできれいに取り切れないんですよね。きれいになるべく隙間のないように樽に詰め、塩を入れて一晩おくと、かなり水が上がります。ようやく一樽完成!これを延々とやっていくんですよ!