先日、去年の味噌造り講座に参加してくださった方お二人が、熟成した味噌を持ってきてくださいました。出来上がりは上々!ほとんどカビも出ておらず、上手に仕込みが出来ていました。せっかくお二人で店に来ていただいたので、その場で、それぞれの味噌を食べ比べてみると、本当に味が違う!!!と、ビックリひゃっくり!そうなんです。本当に味が違うのですよ!昨年6人で味噌づくりをしたのですが、一つの盤重に煮豆を入れ、糀をいれ、塩を入れ、それを6等分して各自持ち帰り、各家庭で熟成。全く同じものを持ち帰っているのですが、出来上がりの味は違うのですよ。もちろん、萬年屋で売っている味とも違います。それは何故か?!皆さんも経験があると思いますが、その家の臭いってありますよね。私でいうと、実家のにおい、兄の家のにおい、伯母の家のにおい。実家や伯母から荷物が届いたり、兄の家から子供服のお下がりをもらったりすると、ああ、その家のにおいがする〜!って思います。それが、その家のにおいだから、味噌も熟成中にその家の味が付きながら、味噌になるのではないかと思います。皆で仕込んで、各家庭で熟成させると、それぞれの家庭の味になるんです。先人の知恵ですよね。これがまさに「手前みそ」という事ですね〜〜〜