萬年屋六代目蔵元便り
美しい味噌玉
美しい味噌玉
味噌玉は、一釜1080キロを180個に切り分けます。
180個に切り分けると、1つが6キロになります。蒸し大豆で6キロということは、1つがニ升の計算です。
目分量で切り分けるので、主人の職人気質として、誤差± 10個で良しとしているそうです。
1センチ違ってくると全部で10個ぐらいは誤差が出てくるのですが、
今年は179個に切れたり、183個の日もあったそうです。まさに職人技。
写真のような美しい味噌玉だと、ちょうど6キロ位に切れていることが多いそうです。
美しい味噌玉は大きさも美しい!
味噌玉が並んでいく様子を見ているのは、とてもワクワクします。
「ワクワクしているんじゃなくて、こっちは大変なんだけど」と主人には言われますが😅
元祖 味噌玉!!
釜の下では大豆をつぶして円筒形にします。これを「味噌玉」と昔から言います。
今ではいろいろな味噌玉がありますね。
★インスタント味噌汁の味噌玉
★味噌の仕込みの時に、樽に投げつけるための味噌玉
★味噌玉作りの味噌玉
新旧いろいろと、味噌玉があって面白いです🤭
味噌玉作りの味噌玉が一番古いと思うので、(何せ1300年前からの製法ですから!)
元祖味噌玉と言わせていただいてます😍
釜内は熱地獄です
蒸し上がった大豆を、丁寧に釜口の方へ落としていきます。
これがなかなか暑いんですよ。
「熱い」と言った方が良いです。
最後は熱のこもる釜の中に入り、下に掻き出します。
10年ほど前は私(女将)の仕事だったのですが、子供が小4位から釜の中に入りたがったので、子供達の仕事になりました。
去年は子供たちが部活で手伝えない時に、なんとまた私に順番が回ってきました。
今更辞めてくれ〜💦💦💦💦💦と思いましたが、久しぶりに入った釜の中は熱地獄。思考停止してしまいました。
今年は2人とも部活引退していたので手伝ってくれたので、ありがたかったです。
「釜出しすると、痩せるよ!」と言われましたが、遠慮しておきました😅
お母さんの年齢では過酷な労働だ❗️といい訳しながらね😅
味噌の仕込み はじまり!はじまり
仕込み
大豆を洗うから始まります。
大豆を機械の中に入れていき、主人は水を調節しながら大豆を洗っていきます。
リールにもあげましたが、凄い大きな音がする機械です。
店先からでも、大豆を洗っていると分かりますよね。
洗った大豆は、水と一緒にポンプアップして、大きな管を通りながら大釜の中に入れます。
一回分洗ったら、洗った水をいちど抜いて、新しく水を入れ直して、釜の蓋を閉めるんですよ
生命力
梅の花
工場の前の水溜めにさしておいた梅が咲きました♪
氷の中🧊にさしていた梅が、見事に咲きました❣️
お正月様に切った枝なのに、まだ元気で枯れずに花を咲かせるのを目の当たりにすると、生命の力強さを感じますね。
寒い冬が終わりに近づいて、春になりそうです🌸🌸
こんなにのんびりした写真もあと5日.
仕込み前の静けさです。
和んでから、大仕事に入りまーす💪
ぞくぞく入荷
米が入荷
大豆にお米に塩もあります。
工場が原料でいっぱいいっぱい‼️
さあ、原料も揃ったので、後は仕込みを待つだけ🤣
萬年屋の面々も気合いか入って来ましたよ💪
バケツ
バケツ
このバケツ🪣もいつからあるのだろうか……
トタンのバケツ。工場にもう2つあります😍多分プラスチックなんて簡単に手に入らなかった頃なのでしょうね。
基本的にモップ掛けに使っているので、工場のあちらこちらに移動してます。
今は釜の横。
仕込み前に釜の周りをモップ掛けしようと思ってます❤
#萬年屋#味噌玉#玉味噌#伝統の製法#古いものは新しい#幻の味噌#元祖味噌玉
おかたづけ
大豆
大豆
大豆
仕込みの大豆でいっぱいの工場です。
この大豆を入れるのに、工場の中外の大掃除。
不要なシャッターを外し、
戦後に使っていた山ゴボウの皮剥きの機械(かなり大きい)を撤去し、
スッキリした工場になりました。
工場には何に使っていたのだろうという物が、チラホラあります。
今回はシャッターと古い機械の処分でしたね。
山ゴボウ皮剥き機の写真がないのが残念💦
#仕込み準備
#かたづけ
これは何でしょうか!
何だと思いますか?
大釜の中です。
さなと呼ばれる棒に蒸し器の床をはめて行きます。
今は仕込みをしていないので、床は外し掃除をして乾かしている状態です。
床を外すとこんな丸い井桁になっているんですよ。
こんな角度で写真を撮るのは初めてなので、撮ってみて面白かったです😍
下の丸い穴から蒸気が上がってきて、それで大豆を蒸すことになります。
そろそろ仕込みの気分になってきました。
仕込みまで約あとわずかです。
銀座でお披露目
銀座でのお披露目
MGプレスからの記事です!
東京の銀座naganoにて、川村悠華さんが、信州味噌の食べ比べ講座を開催しました。
もちろん萬年屋の味噌もあります。写真の手に持っているのが、味噌玉造りの『極味』と『秘蔵』です。
人気の講座で、満員御礼。川村さんの優しいお人柄もあると思います😍
川村さんは大学院で微生物の研究をしていらっしゃったので、私達よりも専門家で、かつ料理家です👨🍳
東京で信州味噌の食べ比べができるなんて、小旅行みたいですよね!
次回あれば、ぜひご参加下さいネ😍
@_yuuka.microbe_
@ginza.nagano