萬年屋六代目蔵元便り
5月の味噌汁 わかめと豚こま、レタスの味噌汁
味噌の仕込 -アルバイト料-
味噌の仕込みは男衆の仕事と書きましたが、
子供はまた別物みたいで、仕込大好きです。
仕込が好きになるように育てた甲斐あって(うそうそ)
単に仕込が好きな子供達で、
親の私が楽をしています。(^O^)
あんなに疲れる仕事を、毎日よく手伝うなぁと、
我が子ながらに感心します。
ちなみに、子供にもアルバイト代も払います!10分10円。
最低賃金以下、しかも児童労働 (笑)
いえいえ、家のお手伝いです。
以前は1回10円で、
10分であろうと2時間であろうと、10円でしたが、
賃上げ交渉に合い、
10分10円に値上がりしました。
かわいい賃上げ交渉です。
高校生からはきちんとしたアルバイトとして雇ってあげると
今から約束はしてあるんですよ。
味噌の仕込み - 大釜 -
仕込が好きな子供達。
毎年、手伝えることが増えています。
今年は釜の蓋をすることが出来るようになりました。
圧力釜のねじを1つ1つ手で締めていきます。
それを金棒で締めます。
1人だと大人が手伝わないとだめですが、
2人の力を合わせると、大人以上の力が出るので、
大人は黙ってみてれば大丈夫!
初めは同じ方向に引いていましたが、
引く人と押す人に分かれてやると、よく締まる!!
この仕事をいつもは朝5時に起きて、
主人が一人でやっていましたが、
夕飯の時にひょんなことから、
釜の蓋を締めてみる?との話になり、
やってみたところ、二人で出来ることがわかりました。
今年からは主人の仕事が一つ楽になりました。
味噌の仕込み - 子供達の春休み -
春休みは仕込の季節。
子供達は春休み初日から
東京のおじいちゃんおばあちゃんの家に
遊びに行ってきました。
まずは後楽園遊園地で遊び、
次の日は鎌倉に行って大仏様をみて、
江ノ電に乗って、江ノ島で迷子になり・・・
その次の日はまたもや後楽園遊園地に行ったそうです。
いとこたちも集まり、毎晩遅くまで起きていたようです。
楽しい春休みの始まりですね。
子供を親に任せている間に、
糀の仕込み、大豆洗い、信州天醸(味噌)の仕込みと
第一段階 終了です。
親には感謝・感謝です。
遊びから帰ってきたら、子供は仕込のお手伝いが待っているんだよ〜!!
味噌の仕込み -味噌玉-
三月の連休より味噌の仕込みが始まりました。
毎年のことながら、この時期は忙しくもあり緊張感のある時期です。
なにせ、一年分の味噌を仕込むのですから・・・!
蒸した大豆を潰して円柱状にします。これが「味噌玉」です。
基本的に味噌の仕込みは男衆の仕事なので、女将の私は特にやることは決まっていません。
よく聞かれるのですが、仕込は女人禁制ではなく力仕事なので女では務まらない事が多いのです。
たとえ、一釜は大豆の掻き出しが出来たとしても、
何日も続くとなると、私では無理ですね。
3月の味噌汁 あさりのみぞれ味噌汁
糀のしこみ
今週は、糀の仕込みをしました。
今回は室に入れてから一度、天地返しをしてみました。
室の途中に空気を混ぜると、温度が下がる危険もあり、
今まではそんなことをしたことがなかったのですが、
良い糀を作ろうと、主人が考えて挑戦してみました。
昨日、ドキドキしながら室だししてみると、
とても出来の良い糀が出来上がっていました!
やった〜!!という感じです。(^O^)
下の写真の様に、麹菌がもくもくしていて、
縦にしてもこぼれないのが良い糀です。
主人と二人で作る糀。これで4年目位になります。
義父と主人がメインで、私はお手伝いという感じでしたが、
今ではいっぱしの糀職人気取りです!
最近は甘酒が静かなブームらしく、
自分で甘酒を作る方、
当店で作った甘酒を買って行かれる方、
地方発送でお取り寄せされる方等、
糀が一年を通して個人のお客様にお買い求めいただきました。
ありがとうございます。
引越をしました
私ごとですが、年明けに引越をしました。
とはいっても、敷地内での移動ですが・・・。
今まで私たち若夫婦は店の奥(味噌の工場をはさんで3軒先位の場所)、
義父母夫婦が店舗に住んでいましたが、
それぞれの家を交換しました。
店から 工場を挟んで 裏の家への通路
一つは子供達が大きくなり、裏の家では手狭になったこと、
もう一つは、世代交代です。
引越は大変でした・・・。
今の今まで住んでいる家を交換するのですから、
空っぽのところに引っ越すのではなく、家に物が詰まっている状態。
朝の8時には引越し屋さんが来て開始。
裏の家の物をすべて工場に仮置きし、裏の家を空にしたところでもうお昼。
店から義父母の家具等を引越し、
店の方が空になった時点ですでに4時。
引越に加えて、家具をどかした後の掃除も同時進行。
マスクにゴム手袋・・・。雑巾があっという間に真っ黒になっていきました。
外も暗くなってきた頃から私たちの家具を運び入れ、
ようやく引越が終わったのが夜の7時を回ってました。
転勤族で引っ越しを繰り返している方に対して、
何年に一度かはこんな作業をしていると思うと、
本当に頭が下がります。
話は長くなりましたが、今後ともよろしくお願い致します。