萬年屋六代目蔵元便り
味噌のかび
「みそはカビが生えても大丈夫!」
味噌にカビが生えてしまったのですが・・・
とお客様に時々聞かれるのですが、味噌はカビが生えるものです。
カビが生えた部分を食べてもお腹が痛くなることは有りません。
左の写真は仕込んでカビが生えた状態の味噌です。
光っている所は空気が入らないようにビニールシートを掛けた跡で、
脇に見える黒いのがカビです。
商品として出すときは、カビの部分をきれいに取り除いて販売します。
カビは空気に触れるところに生えてくるので、
なるべく空気に触れないように仕込むのがコツですね。
ご家庭で味噌にカビが生えた場合は
取り除かずに食べるとかび臭くなるので、
カビの部分だけを取れば良いのですが、
少量なら混ぜてしまっても大丈夫です。
私も味噌屋に嫁ぐ前までは知らなかったのですが、
天然醸造で味噌を仕込むと、必ずカビが生えます。
発酵食品でもあるので当たり前と言えば、
当たり前と言われれば納得する話ですね。
10月の味噌料理 さばの韓国風みそ煮
トンボ玉のネックレス OR ブレスレットを作ろう!
ただ今、萬年屋ギャラリーではガラスジュエリー展を行っています。その期間に特別にワークショップを行います。
ガラスジュエリー製作体験 (小学生くらいなら一人で作れます)
開催日: 9/17〜10/16までの毎週土曜日
時間: 14:00〜16:00
場所: 萬年屋大名町店奥 ギャラリーにて
費用: ブレスレット1000円・ ネックレス1500円
所要時間: 15分
ジュエリーを作っている作家さんら直接教わることが出来て、お時間は15分程度、小学生でも作れます。松本城からも近いので、空いた時間にぜひ体験して、信州の思い出を作ってみたらいかがですか?
ちなみにわが子も挑戦!メインのトンボ玉を選んでいる時がとても楽しく、時間を忘れて作っていました。
出来上がった物もこんな感じです。左が長女(小6)、右が息子(小3)が作ったものです。
ガラスジュエリー展 開催! 9/16〜10/16
今年も萬年屋ギャラリーにて、安曇野にある「グラスアート瑠璃工房」のガラスジュエリーの展示販売会を行います。
松本でのお土産や大切な方への贈り物、自分へのご褒美に・・・素敵なネックレス・ピアス・ブレスレットを約360点販売しております。普段使いのカジュアルな感じから、手のかかった細工のネックレスも。価格も1000円台から取り揃えております。見ているだけでも楽しいので、ぜひお立ち寄りください。
瑠璃工房のHPはこちらから → http://www.rurikoubou.co.jp/
お礼のお手紙
6月に開智小学校で味噌つくりをしました。仕込の様子もアップしてありますが、子供達からお礼のお手紙をいただきました。1学期に頂いていたのに、すっかりブログに紹介するのが遅れてしまいました。2年生の皆さん、ごめんね。
一人一人から心のこもったお手紙をもらい、とてもうれしかったです。手紙を読んでいると、仕込をしている時の子供達の顔が浮かんできて、楽しかったなぁと思い出してました。
毎年おいしい味噌が出来るので、今年も楽しみにしていてくださいね。10月頃には食べられるかな。
味噌の色の違い
上の様に同じ味噌で色の違のが並んでいると、お客様からこんな質問をよくされます。「同じ味噌なのに、どうして色が違うんですか?!」「色が濃いと塩分が多いのですか?」
答えは、発酵度合いによって味は変化していきますが、色が濃くても薄くても同じ味噌です。また、途中で塩を足すわけではないので、塩分も同じです。
樽の最後になると発酵が早く進むので色が濃くなり、新しい樽になるとまだ色は薄いので、同じ商品でも色が違ってしまうのです。天然醸造のみそに起こる現象です。
味噌は発酵食品なので、何年たっても発酵し続け、発酵が進むと色が濃くなる食品です。写真の様に初めはクリーム色に近い色なのですが、黄土色→茶色→2年もたてば黒に近くになります。
新味噌は見た目は白くてきれいですが、味に角がありワインで言うヌーボーと同じ感じ。発酵が進むと茶色になり、味はまろやかになっていきます。3年以上経つと真っ黒になり、味噌特有の凝縮された味になりますが、新味噌と合わせると抜群の美味しさを発揮します。
同じ味噌でも発酵の違いをお楽しみください。
9月の味噌料理 きのこみそのおむすび
青山様
松本ならではの青山様という子供祭りがあります。ご先祖様の霊を迎える神事で、杉で飾ったお神輿を担ぎながら、「青山様だよ、わっしょいこらしょ♪」と言いながら町内を回り、ご祝儀を頂きます。
今年はお店の町会での参加で、4年ぶりに開催となり、四柱神社から出発して町内を一回り。途中の松本城で一休みして、ジュースとアイスで栄養補給しました。何せ3家庭4人の少数精鋭の子供会の上に、低学年が多いので、いとこや、来入児にも手伝ってもらい、ようやく一回り終えました。
この日のために子供達は事前に回覧を回したり、お神輿用の杉を取り、神輿を作り、町内を練り歩くのです。夏休みの一大行事ですね。ちなみに町内の方々から頂いたご祝儀は子供達のために、遠足に行ったりクリスマス会をしたりする費用にしています。
松本城 薪能
昨夜、松本城で35回目になる国宝松本城薪能がありました。お城を背景にお能の鑑賞とはとても贅沢な時間で、夏休みの忙しい日々の中で、ひと時の静かさと優雅な時間を過ごしてきました。
とはいえ、最初から最後まで見たわけではなく、この日はあいにくと子供会の行事と重なっており、行事の帰り道に少し立ち寄った程度。お腹が空いたという子供達が一緒にいたので、少しだけ堪能して帰路につきました。
それでも、子供と仕事に追われる生活の中で、ほっとする大人の時間がとれたと言う事は、贅沢なひと時でした。
無料ですので、お気軽に来年はぜひいらしてください。毎年8月8日頃に行っている気がします。