萬年屋六代目蔵元便り

麹蓋

2023年10月18日

  

室ぶた

あっという間に完売です。
みやもと糀店さんが、Instagramで告知してくださったのですが、ほぼ12時間で売り切れです。

皆さん麹蓋なるものを知っていたと言うことで、夫婦でびっくりしました。

私も、結婚するまでは、麹とはなんぞや?
麹蓋なんて、結婚してから初めて見た物体でしたので、

こんなにも麹蓋のことを知っている方がいらっしゃるとは、人生の驚きでした!

売り切れになった方すみません。数に限りがあるので、先着順にさせていただきました。

今年は唐辛子だけで1斗

2023年10月17日

これから熟成

くしゃみと暑さに耐えながら出来上がった唐辛子入りの醤油糀です。

これから約2ヶ月ほど熟成させます。本によると2週間でも良いそうですが、私はもう少し熟成させた方が、糀のうまみが出て良い気がします。

寒くなって熟成が進まなくなったら出来上がりです!

これも、自然の理にかなった作り方だなと思います。暑い時に作って、熟成をさせて、寒くなったら食べる。

夏野菜の上手な保存方法でもあり、先人の知恵には頭が下がります。

昔からの食べ物は、自然の気候を利用し、その後は上手に保存食にしたものが多い気がします。

地域の伝統食として残っているものは、旬のものは旬のうちに食べ、残ったら保存食にすると言うサイクルができていたのだと思います。

味噌も、春に仕込み、夏の暑さを越えで熟成が進み、秋になると食べられます。温度管理に、人の手が加えられる事はありません。これぞ天然醸造!

天然醸造はエコなんですよ!
大量生産をすると、その途中で温度を上げるためにボイラーを焚いて、室温をあげたりすることもあります。

大量生産が悪いと言ってるのでは全くなく、選択肢が増えていると言うことだと思います。

萬年屋が時代に乗り遅れて、大量生産ができないうちに、天然醸造で作っている物の価値が見直されたという感じです。

周回遅れが、時代の先頭走ってる感じですよね😄

時代を読むって大変!なんとなくやってるうちに、エコな生産者になりました😄7

 

危険な食べ物

2023年10月16日

危険な食べ物

激辛コショーのヘタを取り、半分に切ってから、フードプロセッサーにかけます。

それから大事なのは、手袋をすること!絶対に目を擦らないこと

手袋をして切らないと、後で手がぽっぽぽっぽして熱さが止まりません。

初めて作った時は、手袋をしないで切っていたので、夜中になっても手が暑くて、なかなか眠れなかったんですよ!

手袋にマスクもしてみましたが、マスクの間から辛さが入ってきて、結局くしゃみが止まりませんでした。

そこで、フードプロセッサーにかけるときは、窓を開け、後ろから扇風機を「強」でかけながら、空気中に辛さが溜まらないように、切ってボールに移していきました。

昔の寒い頃は、足の指先に唐辛子を入れて、靴を履いてたと聞きますが、

確かに、これなら指先があったかくなる‼️それほどの熱を持つ野菜です‼️

天然のカイロといったところですね。カイロよりも暑くなるかも💦

#萬年屋の漬物#手仕事で漬ける#家庭の味#昔ながらの味#製法を変えない

辛コショー

2023年10月15日

唐辛子入り醤油麹🌶️🌶️

夏に1ヵ月ほどだけ出回る「激辛コショー」
いろいろな唐辛子がありますが、この細い唐辛子がとにかく辛い!

この唐辛子に、醤油と糀を混ぜて熟成させ、唐辛子入りの醤油麹をつくります。

本当は三升漬と言うのですが、分かりにくく、手に取る方が少なかったので、わかりやすく「唐辛子入り醤油麹」にしました。

これが作るのが大変!危険!とにかく辛いので、手袋とマスク必須です。

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みやもと糀店さんがご来店!!

2023年10月14日

みやもと糀店の宮本さんご家族が来てくれました!

私がいちどお目にかかりたいと思っていた方で、主人よりも私の方が感激しました。

お土産に黒麹と醤油本を頂きました!

萬年屋は何代も続いているので、今も先人からの知恵で製造していますが、

宮本さんは、初代!

この糀の世界に飛び込んで来るバイタリティに、頭が下がります👏👏

知識も豊富で、新しい事にもチャレンジして、凄いなあと、刺激を受けました!

味噌の仕込みの時には、また来てくださるとの事で、楽しみにしています!

@miyamotonouen.kouji

夏休みの一コマ

2023年10月13日


家族総出でお仕事

夏休み中は娘が味噌を詰め、息子が真空シール。
このパターンで、かなり働いてもらいました。忙しくて、猫の手も借りたい程でしたので、本当に助かりました😄🙏

大きくなったなあと、改めて子供の成長を、感じました。

夏休み中は、お店が忙しいので、どこにも連れて行ってあげられません。
子供の頃は可哀想と引け目を感じていましたが、今では部活があるので、お出かけもままならず。

それよりも、仕事、仕事!
子供にとっても、アルバイトです。
しっかり普通のアルバイト代を支払うので、息子も大事な稼ぎ時です。

高校生の男子は何にお金を使うのか
聞いてみると、飲食代が多いそうです。

部活帰りにコンビニでおやつを買って、話をして帰るので、それが大きいかなぁと言ってました。

思っていたよりも、丁寧な仕事ぶりに、息子のいつもとは違う一面を見ました!

仕事してくれてありがとう!
親は助かったよー!

縞うり

2023年10月12日

しまうり

今まで紹介した越瓜🍈とは違って、しまうりです。

夏の終わりに、ほんのわずかな時間しか市場に出回らない瓜です。

イノシシの子供のことをうり坊っていいますよね。しましまだからね。

ウリ坊のウリは、ここから来ているんです。ほんとにしましまでしょ💕

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夕焼け

2023年09月30日

夕焼け

うらの駐車場から撮った写真です。あまりに綺麗で幻想的でした。

本うりの種取り ー 何でとる?

2023年09月28日

本ウリ

半分に切って種をとっていきます。
何を取るのに適しているのは、なんと! 500円玉

大きさがちょうど良いのと、500円玉の角で瓜の種と実の境目のところまでゴリゴリ取れるので、これがいいんですね

種をきちんと取り切らないと、後でそこから膿んでくるんですね。ゆるゆるになって、もう一度手入れしなければいけなくなってしまいます💦
 
種をとったら、塩漬けにして下味をつけて、マイナス3度の冷蔵庫で保管します。

粕漬けにする際には、
瓜を塩抜きし、
1度目の酒粕に漬け、
2度目に新しい酒粕に付け変えます。

塩漬けから数えると、3回漬変えてやっと商品になるんですよ!

ポリポリしてて、私大好きです。酒の肴にしても良し、ご飯のお供にしても良し。
ぜひいちどお試しください!

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本うり粕漬

2023年09月26日

本ウリの入荷

お盆明けになると、本ウリが入荷されます。
このウリを見ると、子供たちの夏休みも終わりが近いなぁと思います。
いつもそんな頃に、入荷されるのですよー😄

ウリのは越瓜(しろうり)とも呼ばれ、信州の伝統野菜に指定されています‼️
種を取り、塩漬けにして保存をし、必要に応じて塩抜きをした後に酒粕に漬けます。

1年に1度しか市場に出回らないので、1年分を一気に漬けます。

種を取り除いて、塩漬けにし、マイナス3度の冷蔵庫に入れておくと、1年間保存できるのです。

ちなみに家庭用の冷蔵庫ですと、温度がマイナス3度にはならないので、長期保存は難しいですね⤵️

このマイナス3度というのが、非常に良い温度で、塩漬けにしていても凍らない絶妙な温度です❗️これで鮮度が保たれるんですよね。

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