工場見学 糀の仕込み
2016年06月05日
仕込の最後は、売り糀の仕込みです。糀は温度管理が難しく、暑いと麹菌が暴れてしまうので、萬年屋では夏は糀の仕込をしません。今回は秋までの分をたくさん仕込みました。
蒸しあがって熱々の米をベルトコンベアーに入れ、ファン(扇風機)を回し冷ましながら、麹菌をまぶし製麹器に入れます。この時、米の温度は30度〜35度位になるように、コンベアーの速度・ファンの風の強弱・米を入れる量を調節しながら、触ってみてぬるいくらいにします。これがなかなか難しい。
同じように作業をしていても、仕込む日の気温・米の水分量など、その日その日で状況が違うので、とても気を使います。
翌日、一升桝で量り入れて、室蓋(むろぶた)に入れていきます。一升は1.5キロという決まりがあるので、糀1枚は1.5キロとなります。
糀の出来上がり!良い糀は、縦にしてもこぼれ落ちないのです!
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