味噌の仕込み 〜味噌玉を造る〜

2014年04月15日

萬年屋の看板商品、味噌玉を造ります。味噌玉とは蒸大豆を潰して円柱形の塊にしたもので、ひと釜=180本に目分量でカットしていきます。

実際の作業は一人が1トン分の大豆を釜からスコップで出し、もう一人が味噌玉にして竹で作った棚の上に並べていきます。これを風通しの良い蔵に移し、半分に切って約3週間熟成させます。一つが約6kg程の味噌玉ですが、これを全部並べ切る作業まで終わるころには、くたくた。かなりの重労働です。

 

よく、仕込は女人禁制ですか?と聞かれるのですが、そんなことはありません。家庭で味噌を造るのは女性が多いですよね。でも、業務用となると重さが桁違いなので、女の力では出来ない事が多く、結果的に男仕事となっています。近年では酒の杜氏も女性が登場していますので、この体力仕事をやっているのかと思うと、頭の下がる思いです。by見習い女将