商品のご紹介

産業革命前か?!萬年屋の洗穀機

2019年04月11日

仕込みの様子を少しずつご案内!
大豆を洗う様子です。

戦後から使い続けている、大豆を洗う機械ー洗穀機ー 
産業革命以前の様な機械ですが、私のお気に入りです。

泡が出てますが、洗剤を使っているわけではありません。水洗いで、こんなに泡が出るんです。

女将は糀職人!(まだ半人前だけど)

2019年03月25日

 

麹造りは温度管理が難しい。

米を何度も触って、温度を感じながら作業します。
熱かったら
蒸し米を入れる早さを遅くして、
ゆっくり風に当たらせて冷まし、

冷たかったら、
扇風機を止めて、
冷まし過ぎない様にします。

また、部分的に変色している米があったら
取り除きます。

米一粒に色がついていても、
品質には問題はないのですが、
見た目が悪いので。

初めは出来ませんでしたが、
慣れると宝探しみたいな感じですよ!
ようやく半人前かな

糀の仕込み

2019年03月22日

味噌の原料は・・・わかりますか?!
大豆・糀・塩・水です。

萬年屋の味噌の仕込みはまず、原料になる糀の仕込みから始まります。
糀は蒸し米に麹菌を付けて、2日間室で寝かせると、糀になります。

まず蒸し米をベルトコンベヤーに入れて
熱を冷ましながら、麹菌を米に噴霧します。

息子がやっていることは、噴霧器の中の麹菌がなくならない様に
「粉係」をしています。

作業をしながら粉を見ていると、つい忘れがちになるのですが、
粉係がいると、とても気が楽です。

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仕込み始動!

2019年03月22日

仕込が始まりました。今年は例年よりたくさん仕込むので、気合十分です。
息子に写真を撮ってもらったら、なぜか白黒・・・

どうすると白黒になるのかも分からない母ですが、
「カラーも良いけど、白黒も雰囲気があるでしょ」
という息子の意見を取り入れ、この写真を載せました。

息子と言えば、
バイオリニストの高嶋ちさ子さんが、
子供との時間を作るため、
仕事をセーブしますと発表しましたが、

誰もが子育てと仕事とバランスを取るのは、
難しいのだなと思いました。

でも、やっぱり子供が親を必要としている時期は、
私も子供と一緒にいたいと思いますね。

高嶋さんとはくらべものにはなりませんが、
私自身も仕事と子育てと手抜き家事とで、
体が2つ欲しいと思う事もあります。

でも楽しいことも悩むことも、
子宝に恵まれたからこそできる事であるので、
今の幸せを思い切り楽しんで、
子育てと仕事をしていきたいと思っています。

と、格好の良いことは言いますが、
現実はというと・・・

仕事を片付けたくて少し遅くまで事務所にいると、
ただいま〜!おなかすいた〜!と声がかかり、
「はいはい、ごめんなさい」とあわてて店を閉めて
夕食を作り始めたり、

宿題やりなさいとか、テレビ消しなさいとか、小言を言うと
子供たちに「お母さん 怒ると角が 生えてくる」とか言われます。

時には私が怒るのを我慢していると、息子に
「お母さん、深呼吸・深呼吸! すーはー、すーはー」
といさめられる日々を送っています。

もう少し、おおらかになりたいものですね。

 

新宿で物産展開催します!

2019年02月28日

新商品 三升漬

2019年02月13日

昨年は新商品として、三升漬けを発売しました。
実際は新商品ではなく、15年ぶりくらいの復活商品です。

三升漬けとは、
糀 1升
醤油 1升
生唐辛子 1升

合わせて3升漬です。かわいいネーミングですよね。
(昔の人に乾杯!)

ちなみに唐辛子1升は350g〜450gでした。

秋にしか市場に出回らない生の唐辛子を使います。
こちらでは「生唐辛子」「辛コショー」と書かれています。

 

この時期、あまり辛くない「しし唐」とかも売っているので、
必ず辛さを確認して買うのが大切。

私も何袋か間違って買ってきました。
これじゃ辛くならないで、普通の醤油こうじと変わりません。

作り方は簡単!
生唐辛子をみじん切りにして、
醤油と糀と混ぜて熟成させるだけ。

ただし、唐辛子を刻むのが危険!
初めは素手で刻んだのですが、
その後手がジンジンしてきました。

 

  唐辛子はむかしはカイロの代わりに
靴に入れていたというくらいですものね。

生唐辛子は初めは緑色ですが、
日が経つとオレンジから赤に変わります。
緑色の方が辛いと、八百屋さんは言っていましたが、

お客様でこの唐辛子を生産している方によれば、
そんなことはなく、赤色になっても辛いとの事でした。

私が食べた感じでは、どちらも辛くて判定不能。
もしかしたら、青い方が辛かったのかもしれませんが、
どんぐりの背比べという感じでした。

次回に続く

まさに幻の味! 数字が証明している!

2019年02月06日

長野県味噌組合から味噌の生産量と店舗数の資料がきました。
信州の味噌蔵は県内で約100社。
その100社で全国の50%近くを生産していますが、

その中でも13社で98%以上を占めています。

詳しく見ると
上位3社     82.7%
準大手10社  15.5%
小規模83社    1.8%(当然、萬年屋はここ!)

 

この小規模1.8%、83社の中でも、
味噌玉造り(2回熟成)をしている味噌は
長野県内でも7〜8社しかありません。
実に1割以下。
長野県全体で見ても0.1%に満たない生産量です。


それを全国レベルで考えると、
ほとんど流通していないのがわかると思います。

戦前は家庭で仕込んでいた味噌であり、
今の60代以上の方は子供のころに
手伝っていたという話をよく聞きます。

元々の味噌の形・味が、
こんなにも姿を消しつつあるとは、
改めて衝撃でした。

ここで、
味噌玉で造っている=2回熟成の味噌
という意義を考えると、

なくなりつつある日本の食文化の一端を
守っているという事でしょうか

味噌屋だけに、手前味噌ですみません(笑)。

幻の味噌とはキャッチフレーズで使っていましたが、
実際の数字を見ると、決して嘘ではないですね。

ちなみに生産量が500トン以上というと・・・

萬年屋の仕込みでは、ざっくり計算すると
大豆が一釜0.5トン・それに糀と塩と水を足すと、
0.5トンの大豆から約1.5トン〜2トン弱の味噌が出来ます。

一釜で出来上がりが2トンの味噌と考えても、
250釜仕込んでやっと500トンです。

萬年屋の仕込みは手作業で仕込むため、
毎年10釜以下で、
500トンでも考えられないのに、
大手メーカーの10,000トンなんて
とんでもない量ですよね。

生産量では太刀打ち出来ないので、
独自路線で味噌屋を続けています(笑)

春講座 塩こうじ作り&試食

2019年02月04日

春講座のお知らせ

  • 日時:3/13(水) 9:30〜11:00

  • 講座:塩こうじ作り&塩こうじを使った料理の試食

  • 場所:萬年屋本店(城東2-1-22)

  • 定員:6名

  • 持ち物:エプロン・三角巾・
        必要ならタッパー(500mlほど入る大きさ)

  • 駐車場:2台分店舗前にあり。
        店舗裏なら何台でも可(ご連絡下さい)

講座の内容

☆実際に塩こうじを作る。
塩糀

☆その後に、塩こうじで作った料理(鶏ハム・野菜の塩もみ等)と
普通の塩で作った同じ料理を食べ比べをする。
DSC00255.jpg

受講の理由は様々あると思いますが、

★今更だけど、塩こうじを使ってみたい!
★塩こうじの使い方がイマイチわからない!
★今は買っているけど、自分で作ってみたい!
★萬年屋は奥まっていて入りづらいから、一度入ってみたい!

興味のある方はぜひ一度体験してみてください。

お申込みは
メール info@mannenya-nejp.check-xserver.jp
電話 0263-32-1044 (9:00〜17:00)

過去の受講者の方からは、
塩こうじで作った方が、驚くほど美味しくなると評判です。

季節の講座

2019年02月02日

今年は季節ごとに萬年屋本店にて、味噌や糀にかかわる講座を開催します!
まだ先の予定、開催日が変更になる場合もありますが、基本的には下の概要で開催いたします。
奮ってご参加ください!お待ちしています。

  • 開催日と会費

  • 3/13(水) 塩こうじ作りと簡単な料理の紹介 2500円
    5/15(水) 味噌造り(松本産大豆使用) 3300円
    9/11(水) 即席みそ汁「みそ丸」作り 2000円
    11/12(水) 甘酒の作り方と飲み方バリエーション 2000円

  • 時間  :9:30〜11:00

  • 定員  :6名

  • 場所  :萬年屋本店(城東2-1-22)

  • 申し込み: 0263-32-1044  または info@mannenya-nejp.check-xserver.jp

  • 講座の詳しい内容を知りたい方は、お電話下さい。

講座内容

3/13(水)  塩こうじ作りと塩こうじを使った料理の試食(2500円) 
       一度使うと手放せない塩こうじ。自分で作りましょう!
       鶏むね肉(サラダチキン)・野菜の塩もみ・スープを
       それぞれ塩こうじと塩のみの味付けで食べ比べします。

5/15(水)  味噌づくり(会費3300円) 
       2kg弱出来ます。
       今年は松本産の大豆・米を使用です。地産地消!
       毎年リピータがいるほど人気です。

9/11(水)  即席みそ汁「みそまる」づくり 
       かわいくラッピングすると、チョコレートみたいですよ。
       一度覚えると、子供のクラスレクレーションにも活用できます

11/12(水)  甘酒作りと食べ方のバリエーション 
       お客様からのご要望が多かった甘酒づくり。
       甘酒は6時間くらいかかるので、初めの温度調節のやり方を紹介します。
       その後は甘酒を牛乳やジュースで割って色々な味を楽しみましょう。

 

 

 
 

たくあんの季節 その3

2018年11月26日

大根を天日干しにすると、水分が抜けて全体がしぼんでいきます。
上の写真で左側が干して3日たった後。

右側の大根は梁の一番上までありますが、左側になると水分が抜けて上に空間が出来ているのがわかりますよね。天日干しにすると、こんなに水分が抜けるのです。水分が抜けると黄色っぽくなるのもわかりますでしょうか。

この写真は干して1週間ほどたった頃。こんなに小さくなりました。
上がずいぶんと空間が出来ていますよね。
このくらい干しあがったら、次は糠に漬ける段階です。

今年は天気が良かったので1週間ほどでしたが、天気が悪い年は2週間くらいかかります。
機械化せずに昔通りに漬けているので、お天気任せなんですよ。

機械干しでないから、灯油も使わず、いたってエコ!
エコ商品で登録しようかな〜(笑)