棚田オーナー4 手伝い編

2020年02月09日

稲刈りに行った時に、
かまくらや社長の田中さん(写真右端)に

「お子さんたちがよく手伝いますね。
朝からやっていると、
お昼には嫌になってしまうのに、
最後までよく手伝っていて驚きました。」と、
お褒めに預かりました。

「どうやって家業の手伝いを
するようになったのですか?」

と聞かれました。

まあ、家事の手伝いはそこそこですが、
こういう体を使う仕事は
よく手伝うなぁと思う時があります。
嫌々手伝っているわけではなく
好きでやっていることが多いです。

家業をどうして手伝うかと言われても困るのですが、
思い出して考えてみると、
子育ての中で一つ気をつけていたことがあります。

子供達が小さい頃に、
手伝いをしたいと言った時は
断らないようにしました。

料理をしたいと言った時は、
子供でも手伝いやすいポテトサラダを作って、
じゃがいもをつぶしてもらうとか、

包丁を使いたいと言った時は
刃物でなくカトラリー(食卓用)の
ギザギザナイフで切ってもらったり。

「子供が手伝いをしたいと言った時に断ると、
次からはしてくれなくなるわよ」
母から言われていましたので、

大人がやるほうが数倍早いと思いつつも、
子供ができる方法を考えて
親が我慢して(苦笑)お手伝いをしてもらっていました。

「子供は親の役に立ちたくて
お手伝いをするんですよ」と
子供たちが通っていた
聖テレジア幼稚園の中村園長先生。

ただ大人の真似をしたいだけではないのか!
と、はっとさせられた言葉でした。

この言葉が頭の中に残っていて、
子供に手伝いをさせてあげているうちに、
今はお手伝い以上、
大人と同じ位にできるようになりました。

味噌の仕込みは私より手慣れていて
すでに職人技です。

子供のときの大変なお手伝いを乗り越えると、
今度は本当の戦力になります。
人生のうちたった5年くらい我慢すると、
子供も大人顔負けの戦力ですね!

家業を継ぐとかは関係なく、
楽しく手伝ってくれる今に感謝しています。